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2005年6月14日 (火)

小田和正大阪城ホールコンサート

6月12日日曜日、小田和正を見に、大阪城ホールへ行ってきた。
小田さんがステージに登場した瞬間、感動して、涙が出た。
生きていて良かった、この人に会えて良かった、
素直にそう思った。

私は今、インプロビゼーションを競うジャズを勉強している。
そういう観点からみれば、小田さんより技術的に「うまい」
人はこの世にごまんといる。だが、小田さんを見にこれだけの人が
集まるのはなぜか。そんなことを思いながら、私はとても大切なことを
教えられた気がする。

それは、当然のことだが、「音楽は上手い下手ではない」ということだ。
人を感動させるのは技術ではない。心なのだ。
もちろん、小田さんの歌声は唯一無二の個性を持ったものである。
だが、それ以上に聴衆を感動させるものは、小田さんの音楽への愛、であるし、
聴きに来てくれた人たちへの愛であるし、感謝であるし……。
これは、「オレの技を見ろ!」と思って演奏しているハイテク系インプロヴァイザーには
絶対にないものである。

何かを伝えるために最低限の技術は必要だが、
音楽において人を感動させる、その、ハートのまさに中心部から熱くさせるものは
技術ではなくやはりハートなんだ、という、当たり前のことをあらためて確認させられた。

その一言一言、一つ一つのフレーズが説得力を持ち、
一挙手一投足が人を感動させる。
小田和正という人は、そういう天性を持った
希有なアーティストだと思った。

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コメント

私は25年来のオフコース、小田和正ファンです。貴方のブログを読ませていただき、専門的に音楽に取り組んでいらっしゃる方が、私の好きな小田和正をこんなふうに思っているんだと、嬉しくなってしまいました。大阪城ホール行かれたのですね。羨ましいです。私も9月の武道館に行きます。それでは、また。

投稿: かとせん | 2005年6月14日 (火) 21:52

かとせんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
このブログは誰にも教えてなくて、
自分の練習記録や好き勝手なことを
好き勝手に書き散らしておりまして、
更新も気の向くままなんですが(笑)、
初めてのコメントだったのでびっくり☆

25年来のファンということで……
私もそのぐらいのファン歴になるでしょうか。
小学校のときにオフコースの音楽に出会っ
て以来です。

コンサートに行くたびに思うのですが、
ファン層がずいぶん幅広いところも小田さんの
素晴らしいところですね。
それだけ息の長い音楽をやってるということですね。

コンサート、ほんとに良かったです。
武道館、お楽しみに!

また、かとせんさんのブログも覗かせていただきます。

投稿: 暴れん坊テナーマン | 2005年6月16日 (木) 17:24

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