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2005年7月20日 (水)

西明石・セッション

今日は西明石でセッションだった。
ここのセッションは雰囲気がとてもいい。
かと言って、馴れ合いなのではなく、みんなそれぞれに
ものすごくレベルが高い。大人なんだなあ、と思う。

その中でも私が特に注目するのは、Mさんという
お爺ちゃんテナープレイヤー。「お爺ちゃん」と言っても
失礼ではないお歳だろう。
この方の吹くテナーがものすごくいいのである。
とにかく、音がすごくいい。
管全体がブンブン鳴っている感じで、まさにジャズテナー王道の音。
音が太くてでかくて、しかも艶がある。
音だけ聴いていたら全盛期のソニーロリンズみたいな感じなのである。
別にめちゃくちゃテクニックがあるわけでもないし、
ときどきリズムが怪しかったりするのだが、
音がいいから少々間違おうがどうしようが許してしまう、という感じ。
ジャズサックスにおいて最も大切なのは
フレーズよりもピッチよりもまず、というのがわかる。
とにかく音がいいから聴いていて飽きがこないのである。

ところで、この方の楽器というのが、LONDONの刻印の入ったマーク6。
管体にはへこみがあり、ネックはシリーズ3の金メッキで、径を合わせるために
ジョイント部を改造しているという。
他の人の楽器を吹いても全く同じ音がするので、
音色と楽器とはほとんど関係がなく、音色を決定するのは吹き手であるということが
よくわかる。
要は、その楽器の潜在能力をどこまで引き出せるか、ということなのであろう。
逆に言えば、どんなにいい楽器を使っても、吹き手がショボければ、ショボい音しか出てこない
ということでもある。

この方の音を聴くだけでも、西明石まで行く価値はある。
まさに、一音ブンと吹いただけで、おおっ!と聴衆を惹きつけてしまう、
そういう素質を持ったプレイヤー。
ほんとに勉強になります。

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