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2005年8月22日 (月)

バークリーセミナー2日目

バークリーセミナー2日目が終わった。
朝9:30から夕18:00までの強行軍だったが、けっこう楽しかった。
1コマ目は管楽器クリニック。
フレーズを手に入れたら、それを12キーで演奏できるようになる
こと、またそれをフェイクしてみること、などなど、様々な練習の方法を
教わった。

スムースジャズ・ライティングは、先生のバンドの公開リハのような感じで、
バンドのメンバーが集まって、リードシートだけを元にゼロから音楽を
作り上げていくプロセスがよくわかった。

感じたのは、真剣にやっているのだがいつもジョークと笑いを絶やさないこと
そして演奏中も肩の力が抜けていて、とてもリラックスしているのだ。
日本でジャズをやっている人たちには、なんとなくいつも眉間に皺を寄せて
ウンチクや小言の多い人というイメージがあるのだが、そういう辛気くささは
微塵もない。要は、音楽を「楽しむ」という姿勢なのだろう。
向こうの人は、「楽しむ」ことにものすごく長けていると思う。

パッと集まってその場で音楽を作り上げていく。それがジャズという音楽
の醍醐味だが、まさにジャズこそはアメリカの生んだ文化なのだなあと思った。

最後はセッションで締め。
ブルース進行だったが、みんなすごく盛り上がっていた。
特に、学院外から参加していた人がとても上手で、アルトの高1の
男の子なんかはバリバリのパーカーフレーズを吹きまくっていた。
ピアノの女性、ギターの男性もとてもうまかった。

それに、一般参加の人は、とても楽しんでいた。
学校に通っているとしんどいことも多くて私なんぞはすでに
くたびれているが、一般参加の人は何だかとても輝いていた。
ほんとうは、一番大切なのは、自分が表現したいことを表現しきる
ということなんだ。理論は後からついてくるもので。
それが、理論や技術で頭がいっぱいになると、つい忘れてしまう。
初心って大切だなあと感じた。

バークリーの先生も、最後の挨拶で「セッションのときがみんなが一番笑っていた。
笑顔は大切だ」と言っておられた。

また、別の先生は、「他人と比較して自分が劣っているなどと思わないでほしい」
と言われた。人と比較してしまうことは陥りがちな陥穽である。

セミナーが終わってから、アメリカに留学して一時帰国中のG君と一緒に
ごはんを食べた。彼曰く、「日本に帰ってきて一番驚いたのは、成田の税関で
並んでいるのがみんな日本人、同じ肌の色、同じ髪の色の人だということ。向こう
ではみんな一人一人肌の色も髪の色も違う。それが当たり前という感じ」と。

なるほど、だからこそみんながそれぞれに違うことが尊重されるのか。
そして人のことに干渉しないことがよしとされるのか。
それも、アメリカの「文化」と言えるものなのかもしれない。

いろいろな面でとても有意義な2日間であった。
明日の奨学金試験の準備なんか何もしていないが、
まあ実力以上のものは出てこないんで、
先生とのコミュニケーションを楽しむというつもりで
受けてこようと思う。

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