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2005年9月 2日 (金)

お寺の法話

学校に行く途中に、浄土真宗のお寺がある。
そのお寺の壁に「今月の法話」というのが掲示されていて、
その内容を読むのを毎月楽しみにしている。

何ヶ月か前、こんな内容が掲載されていた。
私たちはずっと「人に迷惑をかけない人間になりなさい」と
小さいときから教育される。しかし、人に迷惑をかけずに生きられる
人間なんていない。人間は生きているだけでだれかの世話になり、
だれかに迷惑をかけざるをえない存在なんだ、という自覚が必要なの
ではないか。
というような内容だった。

「人に迷惑をかけない人間になりなさい」と言われて、それを実践しようと試みる。
これは、道徳のレベルでは大切なことである。
だが、実はそこから人間の傲慢というのが生まれる。
自分が道徳的優等生と思い込んで他人を裁いたりしてしまう。
これはかえって人間を真実から遠ざけてしまう。

人は生きていれば何らかの形で人に迷惑をかけざるを得ないものなんだ、
と自覚することからほんとうの謙虚さが生まれる。いかなる他人に対しても
「自分も同じ凡夫なんだ」と思える。

「人に迷惑をかけてはいけない」というのは、道徳のレベルの言葉である。
だが、「人は生きているだけで周りに迷惑をかけざるを得ない存在なんだ」というのは
道徳を超えた、真実の認識である。

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コメント

ブログへのコメント、ありがとうございました。
私は仏教のことに詳しくないですが、仏教の教えのようなものが好きです。
この話もいいお話だと思いました。

投稿: 野良狸 | 2005年9月 3日 (土) 00:52

野良狸様
来てくださってありがとうございました。
読んでいて「なるほど」と思うことが多いので、
私もまた訪問させて頂きますね。

投稿: 暴れん坊テナーマン | 2005年9月 4日 (日) 01:11

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