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2005年9月16日 (金)

郵便切手というメディア

昨夜、郵便学者の内藤陽介さんが、NHK教育TVの「視点・論点」
に出演しておられた。

内藤さんによれば、切手を見れば、その時の国家の様子がわかるという。
アンデルセンに関する記念切手一つとってみても、国によって様々。
たとえば、中国では、アニメの一シーンと見まがうような美しい切手を
発行した。また、豪華なブックレットの形で記念切手を発売している。
逆に香港は、中国風の切り絵のデザイン。これは、香港が中国に帰ってきた
というメッセージだという。

よく分析してみれば、その国の状況がよくわかる。
いわば、郵便切手とは国家を間接的に伝えるメディアなのである。と。

また、モナコという国では、世界に向けて記念切手を売ることが
外貨獲得の重要な手段となっているという。

こういう学者を出演させたのはさすがにNHK。

もしほんとうに「郵政事業が早晩立ちゆかなくなる」のであれば、
そういう「公共事業」の方策だってあるだろう。日本の美しい記念切手を
海外に向けて発売すれば、世界中の切手マニアはそれを買うだろうから、
収入源にもなる。「日本」を海外に知らしめると同時に、外貨も獲得できる。
一石二鳥。このように、工夫の余地はいくらでもあるのだ。

恐ろしいのは、今回の郵政選挙で、こういった地味でまじめな
学者たちの意見がまったく抹殺されたことだと思う。

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