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2005年12月12日 (月)

小田和正 in 大阪城ホール

12月10日土曜日、大阪城ホールの小田和正のコンサートに行ってきた。
周りを見渡すと、お客さんの年齢層は高めで、30~60ぐらいが中心と
思われた。
場内に流れていたBGMがフェイドアウトし、小田さんが出てくると、
また会えてよかった、と、じわっと目頭が熱くなってしまった。
小田さんは1曲目から花道を走り回っていたけれども、長いツアーで
かなり疲れていたのではないだろうか? 息が切れてるなあ、とか
音程がちょっと不安定だな、とも思った。しかし、時間が経つにつれて
だんだんと安定してきたように思う。


この日歌ってくれた中で一番よかったのが、オフコース時代の『君住む街へ』と、
『そうかな』に入っている『僕ら』。聴きながら思わず涙ぐんでしまった。
実は、この『僕ら』は、家で聴くにはヘヴィな曲調すぎて
CDではあまり聴いていなかったのだが、この大ホールの中で、
みんなが静まりかえった中で聴くのは、息を呑むような感動があり、
ああ、なんていい歌なんだ、と思った。


コンサートが終わりに近づくと、なんだか「ああ、明日からもまたまじめに生きていこう」
という気持ちになったのはなぜだろう。それは小田和正という人から醸し出される
ストイシズムのようなものゆえではないだろうか。もちろん、透き通るような透明な
歌声や美しい旋律によるものでもあろう。


それに、日本語の発音がとてもいいのだ。
今日び、日本語の発音もアチラ風に崩しちゃって歌うのがはやりになっているが、
小田さんの「うた」は、とても折り目正しい。
そう、小田さんがこれほどまでに私を引きつけるのは、そして小田さんが多くの
人を引きつけてやまないのは、その「折り目正しさ」によるのでは
ないだろうか、と思う。小田さんの歌を聴いていると、なぜだか
背筋がぴしっと伸びるのである。


「品がある」という言い方も、最近あまり聞かなくなってきたけれども、
初めてオフコースを聞いた小学校のときから、この人には「品」というものがある、
と思ってきた。たんに音楽的なことだけではなく、その人のたたずまい自体がそう
なのである。


小田さんの姿を見ながら、「この人に会えてよかった」と思った。
小田和正という人と同じ国に生まれ、同じ時代を生きているということが
とてもありがたくうれしい。そんな気持ちすらわき上がってきたコンサートだった。

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コメント

 こんにちは。大阪城ホールも、いいコンサートだったようですね。武道館でも、出だしは、「小田さん、あんまり調子良くないかな。」と思ったのですが、何の何の、アコースティックコーナーくらいから、尻上がりに調子が上がっていきました。テナーマンさんが書かれていること、全く同感です。今までこの人についてきて良かったと実感しています。「君住む街へ」、いいですね。エンディングの部分、体全体を使って、後ろに反り気味に熱唱する姿、格好いいですね。
 今後ともよろしくお願いします。

投稿: かとせん | 2005年12月13日 (火) 22:57

かとせん様
コメントありがとうございます!
はい、とてもいいコンサートでした。
『クリスマスの約束』も楽しみですね。
こちらこそ、よろしくお願いします。

投稿: 暴れん坊テナーマン | 2005年12月14日 (水) 22:24

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