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2006年4月 5日 (水)

ライフワーク

昨夜、北朝鮮問題を扱ったNHKスペシャルを見た。
なかなか力の入った番組だと思った。
で、それはさて置いといて、番組が終わるときに流れる
エンドロールを見ていると、私の知人の名前があった。

頑張ってるんだなあ、と思った。
彼は、私よりひとつ年上で、同郷人だが、私と同じ年に大学に入った。
私は東京の、彼は茨城の国立大学だった。

彼は高校のときから政治や防衛問題、とりわけ東アジア情勢に関心があり、
英語の雑誌なんかも読んでいるような人だった。
早くから自分の関心分野に焦点をしぼり、深く追求するタイプの人だった。
私は全科目満遍なく得点をマークするいわば受験秀才だったのだが、
それでもそのような彼にコンプレックスすら感じていた。

彼は大学を出てからある官庁に就職し、その後海外留学などを何度も経て、
東アジア情勢の研究を続けているようだ。

NHKの番組に名前が出るとか、有名になるとかいうことに価値があるのではない。
そんなものはあとからついてくるものである。
自分の好きなこと、やりたいことをきわめ、NHKからも声がかかるぐらいに
いい仕事をしているということがすばらしい、と思うのである。
そして、人が何と言おうと自分の生涯をかけて追求する「ライフワーク」がある
ということがうらやましい。

私は昔から、自分の「やりたいこと」をストイックに禁欲し、「なすべきこと」や
周りの人が自分に期待することを優先してきた人だった。
30を過ぎてから音楽の専門学校に入学したのも、
置いてきてしまった何かを取り戻したい、という思いもあってのことだった。

だが、いまだ私にとっての「ライフワーク」が何であるのか、明らかでない。
けれども、ライフワークをやっているとき、どんなに困難があっても人は
乗り越えることができるだろう。その感覚を、私は知っている。

人が何をやっているかが問題なのではない。
誰でも人それぞれに、自分にとっての「ライフワーク」があるはずだ。
私にとっての「ライフワーク」が何なのか。それが問題なのだ。

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