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2006年7月23日 (日)

拝金主義を危惧する

よみうり系「たかじんのそこまで言って委員会」をよく見る。
政治や経済、国際問題についての討論形式の番組でありながら、
たかじんの仕切り上手も手伝って、関西風味に味付けがされており、
この種の番組にしてはめずらしくエキサイトしないで安心して
見ることができる。

今日のテーマの一つに、日銀のゼロ金利解除というのがあったのだが、
ある人が指摘していたのが、この5年間ほどで拝金主義というのが
ものすごく蔓延したということだった。

ホリエモンから竹中平蔵の株式至上主義に始まり、
最後には日銀総裁までが村上ファンドと関わっていたということで、
この5年ほど景気が回復したとは言うものの、カネカネカネで、
ほとんど一般庶民の生活現場とは関係ないところで金が膨張したというのである。

したがって、次期首相には、もう一度国民の生活現場に立ち返って
経済政策を考えてほしい、というわけである。

元新右翼の鈴木邦男氏だったか、「昔は学生なんてお金がなければ
下宿に帰って本でも読んでりゃいいかという感じだったが、今では
学生のヒーローがホリエモンであり、ああいう風に金儲けしたいと
考えている学生が多い」と言っていた。

全くその通りで、恐ろしいほどに拝金主義が蔓延していると言っていい。

物騒な事件も増えている。

先日、カーディーラーの営業マンから聞いた話だが、車上狙いが増えていて、
特に後付型のカーナビが狙われるという。盗んだカーナビは、中古品店に
行って換金するらしい。豊中では高校生がカーナビ窃盗をしていたという。

まず店の人間は、高校生がそんな品物を持ち込んで怪しいと思わないのだろうか?
また、高校生がどうしてそんなに高額のお金を必要とするのだろうか?

明らかに、わが国のモラルは溶解しつつある。

昔は、子どもが遊ぶには、ボール一つあればよかった。
空き缶一つあれば、缶蹴り遊びができた。
石ころと木ぎれがあればそれでいろんなものをこしらえて遊べた。

が、それも今は昔。
今日日、ケータイだのパソコンだの、ニンテンドーやらプレステやらなにやら、
遊ぶのにもいちいちお金がかかる世の中になってしまった。

これは、そういう世の中を作ってきた大人の責任でもあるし、政治の責任でもある。

昔は、誰のものでもない広場で子どもは遊んだものだが、今ではそんな広場は
ない。

資本は、ありとあらゆるものを取り込み、カネと交換可能なものにせずには
いられない性質を持つ。すべてを人間の欲望の対象にせずにはいられない。

この5年間はやはり、株や何やでカネを転がした者がますますカネ太りし、
マクロ経済回復の恩恵に庶民はあずかれないという、とてもいびつな社会が
現出した異常な5年間であったと思う。

次期首相には、ぜひ、庶民の生活実態に即した経済政策を推し進めてほしい
と思う。でないと、この国のモラルはどんどん崩壊し、安心して暮らせない
世の中になってしまうだろう。誰もそれを望んではいないはずだ。

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コメント

ご無沙汰しています。 この間はコメントありがとうございます。 例のイベントの件も暗礁に乗り上げたままで大変お騒がせして、ご迷惑をおかけしています。 なんと申せばいいのか・・・申し訳ありません。 また、ブログを拝見させてもらいます。

投稿: REーBorn inc. | 2006年7月28日 (金) 23:38

RE-Born inc.さま
こんにちは。お久しぶりです。
こちらの更新も以前よりゆっくりのペースになっておりますが、気が向いたときに気が向いたことを書いております。
またよろしくお願いします☆

投稿: 暴れん坊テナーマン | 2006年7月30日 (日) 17:46

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