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2006年11月25日 (土)

NHKドラマ 「芋たこなんきん」を見て

NHKの朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」を見ている。
キャストの演技力のすばらしさもさることながら、このドラマに含まれた
メッセージに、とても共感する。

私は、「家族」と「共同体」の物語をこのドラマに見る。
古き良き……なんて言うと年寄りじみてしまうのだが、たしかに昔の日本は
こうだった、というような、家族のあり方や隣近所の様子がここに描かれて
いるのだ。

たとえば、町子は、自分の実の子ではないにもかかわらず、子供の様子を
よーく観察していて、何かあると思うとすぐに声を掛ける。親が子を叱る、親が
子供にあるべき指針を示す、子供は葛藤しながらもそれを体験によって乗り越えていく
というような、出来事が描かれている。

親が子供にあるべき指針を示す、ということは当たり前のようなことだけれども、
そういう家族の機能がこんにち低下しているのではないだろうか。
今朝の産経新聞の「おしえてプリーズ」にもあったけれども、「学校給食費を払わない
親は子供に関心がない」という恐るべき実態が描かれている。親は子供に関心を
払わないで一体何をしているのだろう?それが親の一番の仕事ではないだろうか。
まだ結婚もしていない私に偉そうに言う資格はないのだろうけれど。

いじめや自殺が問題になっていて、それらについて一言で片付けることはできないが、
根底にはやはり家族と共同体の問題があるような気がしてならない。

親と子がきちんとコミュニケーションできているか、また地域共同体が機能しているか、
学校で傷ついたとしても「逃げ場」が用意されているか、等々。

学校任せにしないで、家庭がきちんと目配りすることは、私が子供の頃には当然の
ことだったが、今ではその機能が著しく低下しているのかもしれない。

何かまた話がそれてしまったが、このドラマを見て考えさせられることは実に多い。

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