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2006年11月18日 (土)

『低度情報化社会』コモエスタ坂本著(光文社)

インターネットをやっている人なら一度は読んでおくべき本。
著者はインターネットの黎明期からシステム開発などに携わってきた人。
過激な表現もあるが、筆者の主張にはおおむね納得できる。

私が初めてパソコンを買ってから早9年足らず。
今や毎日パソコンを開き、インターネットをするのが普通になってしまった。
当初はネットに1時間も2時間も費やすと、時間を無駄遣いしたなあ、という
「もったいなさ」で一杯だったのだが、そういう感覚も年月と共に薄れていく。
気づいたら、mixiやyoutubeにハマっている自分がいる。

本書は、ネット情報化社会に潜む病理を克明に描き出している。
ここに書かれていることは、至極正論なのだが、改めてこうやって1冊の本が
書けてしまうということ自体、低度情報化社会が進行しているという証左なので
あろう。

筆者は、「低度化くん」にならないために、「まずはネットを捨てよ。そして、街へ
出よ。現場に行け。古典を読んで、違う世界の人間と会って、あなたの頭に
さまざまなバーチャル・モデルを構築していく」ことを勧める。

この本を読んだ後でも相変わらずmixiをやり、ブログを書く私がいるのだが(笑)、
情報は所詮情報であるし、人間の生きる基本はリアル世界にある。
そこのところをきちんとわきまえておくことはとても大切だと思う。

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