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2007年8月29日 (水)

もし、神の視点があるとすれば

もし、神の視点があるとすれば、人間の所業を見て失笑せざるを
えないのではないだろうか。

「地球温暖化が問題だ」と言いながら、新車の販売台数の落ち込みを
嘆く。

自分が楽をするために化石燃料を大量に地下から掘り出して浪費し、
その結果自分の体の中に脂肪をため込むことになる。それでは健康に
悪いからというので、スポーツジムに行ってエアロバイクをこぐ。
最初っから自転車をこいでいればいいのに。

可笑しいというか、ずいぶんとちぐはぐなことをやっているように
見えるのではないだろうか。

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2007年8月26日 (日)

フジ系『ライフ』

なんとなく見始めて、そのままずるずると引き込まれてしまった
テレビドラマ『ライフ』。

学校の「いじめ」というおどろおどろしい世界がテーマ。
平気で嘘をつく、チンピラに頼んで人を襲わせる、脅迫など、
「ほんとにこんなことがあるのか?」と思わせるような、
ホラーよりも怖い世界が展開されている。

見終わった後になんだかいやーな感じがべったりと貼りつくような気分に
なりながらも、ついつい見続けて、最近になってようやく希望の光が見えてきた。

いじめと闘う主人公の姿に思わずテレビの前で声援を送ってしまう。
いじめる役もいじめられる役も、演技とは思えない迫真の演技である。

それにしても、学校というのは今日日こんなに恐ろしい場所なのか?
まさに地獄絵図である。
テレビを見ていると、なにかゆがんだエネルギーがとぐろを巻いている場所である
ように思えてしまう。

裏切り、騙し、脅迫などが日常茶飯のように展開されるこのドラマの中で、
椎葉と羽鳥の友情だけが、見る者をホッとした気持ちにさせる。
この二人の友情だけは変わらずに、せめて結末だけはきれいに終わってほしいものだ。

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2007年8月25日 (土)

今週のビーバップハイヒールは「国語」

今週のビーバップハイヒール(ABC系)は国語だった。
カシコブレーンは受験業界のカリスマ講師と言われる板野博行氏。
我々が普段使っている言葉の語源までさかのぼって説明していて、
なかなか興味深かった。

一番印象に残ったのは、「すばらしい」という言葉。
もともとは「すばる」(=窄る〈「狭くなる」の意〉)という、マイナスイメージの
言葉だったらしい。それが、「素晴らしい」という漢字を当てられて、現在では
完全に意味が反転し、プラスイメージの言葉になっている、という話。

図書館で語源辞典を調べてみたら、「すばらしい」がマイナスイメージであった
名残は方言として残っているらしい。例えば、岡山県の浅口地方では、
「すばろうしい」という形で残っているらしい。そういえば、私も「すばろうしい」と
いう言葉は聞いたことがあった。

また、「見る」+「すばらし」=「みすぼらしい」という形でも現代語の中に生きている。

その他に、
●「ぐれる」は貝合わせのハマグリ→グリハマ→グレハマ→仲間とはぐれる
●「図に乗る」はお寺の声明の「図」をうまく歌えること
などの解説があった。

また、「目が合う」→「まぐわう」など、エロ語の起源解説もあり、江川達也氏が
激しく反応していた。

ハイヒールや江川達也、マナカナ、筒井康隆氏らのパネリストはとても聡明で、
頭の回転が速く、受験界のカリスマ板野博行氏の影も薄らいで見えた。
さすがにテレビ芸人のオーラにはかなわない、ということだろうか。

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2007年8月24日 (金)

「作曲家 平野一郎の世界」 西宮演奏会

昨日、「弦楽とピアノによる作品展 作曲家 平野一郎の世界
~神話・伝説・祭礼・・・音の原風景を巡る旅~」という演奏会を
聴きに行った。

高速を飛ばして帰省から帰ってきたばかりだったので、その疲れで
居眠りでもしてしまうんじゃないかと内心心配していたが、その心配も
全く無用だった。

とにかく、演奏家の集中力がすばらしい。
作曲者の意図を忠実に表現しようとする意気込みというのか魂というのか、
そういうものがビンビン伝わってきた。まさに、目を見張るような、集中した
演奏だった。

中でも、無伴奏チェロの「夢祀」はこれまで二度ほど聴いていたが、
迫力ある演奏に圧倒された。まさに二つの魂魄が叫び、唸り、せめぎ合う
様子が目の前で展開されているようだった。
演奏者の腕前もさることながら、平野氏の曲というのは聴けば聴くほどに
理解が深まってゆく曲のようだ。

他の曲も、伝承や祭礼をモチーフにした曲が、
まるで絵巻物を見るように展開されていくのだった。

西洋古典音楽の真似ではない。無機的な現代音楽でもない。
さまざまな現代的な演奏技法を駆使しながらも、そこから紡ぎ出される
音の世界は明らかに我が郷土に古くから伝わる伝承や神話世界なのであった。

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NHKドラマ 『ハゲタカ』

NHKで再放送されているドラマ『ハゲタカ』がとてもいい。
ドラマの中で繰り広げられている貸し渋り、倒産、外資ファンドによる買い叩き、
TOBだとかホワイトナイトだとか、……登場する企業名こそ架空のものだが、
これらは実際に起こったこと、または現在起こっていることだろう。
まさにこれは戦争だ、と思わせられる。
経済には疎く、このドラマも初回放送時には興味がなくて見逃したが、どういうわけか
今回の再放送ではまってしまった。
俳優のまさに真剣な表情と、全体を覆う重苦しい雰囲気がいい。

今日が最終回で、どういう結末になるのか分からないが、とても考えさせられる
ドラマであることは確かだ。
こういう社会派ドラマはNHKでなければ作れないだろう。

見ていて思うのは、アメリカと日本とでは経済や企業倫理に対する考えも
大きく異なるということだ。

アメリカは経済さえも一種のゲーム、バクチととらえている。
働かなくて濡れ手に粟ならそれでいいと思っている。
ゴールドラッシュに沸き上がったお国柄だろう。

対して、日本人は昔からコツコツと稲を植え、作物を作り、魚を捕り、保存食を
作り出し、勤勉を旨としてきた。それが、現在のものづくりの中にも生きている。

外資ファンドや新興IT企業は、アメリカ的価値観の体現者であると感じた。

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2007年8月15日 (水)

昼寝の時間

昼寝が好きだ。
特に真夏の暑い日の昼下がりの昼寝はいい。

小さい頃、夏の暑いシーズンには強制的に昼寝をさせられた。
幼稚園でもそうだった。
カーテンを閉めて部屋を薄暗くして、昼寝をさせられるのである。
私はそれが嫌いだった。
太陽の光を浴びて外で動き回りたいのにどうして? と思ったものだ。
そして、起きたときの、何だか寝る前とは世界が変わってしまったような妙な気分、
違和感……。あれがすごくいやだった。

子供は昼寝なんかしないでいいと思う。
昼寝の快楽を知ったのは大人になってからだ。
子供には、わからないと思う。

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2007年8月13日 (月)

「あいのり」で見た台湾の「日本精神」

「あいのり」は嫌いな番組の一つだが、ごくたまにはいいことをやってくれる。
今回のロケ地は台湾だった。
李さんというお婆さんが、「私は今でも自分のことを日本人だと思っている」と
語った。そして、「あいのり講座」で台湾と日本の歴史が簡単に紹介された。


台湾はもともと清の領土だったが、日清戦争で清に勝利した日本が台湾を
植民地化。いわゆる「同化政策」を行い、同時に日本本土にもまさるインフラの
整備を行った。しかし、大東亜戦争で敗北したため、アメリカは台湾を中国に
返還させた。しかし当時中国は共産党と国民党の二つに分裂していた。
国民党は台湾に追い出され、大陸を共産党が支配。台湾は当初国連加盟国
であったが、中共を承認する国が増えたため、台湾は国連を脱退。以後、
台湾は中国の一地方としか認識されていない、といった内容。


日本は韓半島をも植民地化し、約40年に亘って台湾と同じように同化政策を
行った。同じことをやったのに、なぜ朝鮮人の多くは日本人を恨み、
台湾人の多くは日本に感謝しているのか。これは、日本人の責任ではなく、
朝鮮人の責任なのではないか。戦後しばらく、北朝鮮が韓国よりも経済的に
優位であったのも、韓半島北部に日本が多くの工業的インフラを残していたから
であった。その北が今や最も反日的である。


次に思ったのが、アメリカという大国のエゴであり横暴である。
アメリカは戦う相手を間違ったのだ。戦うべきは中共であり、日本ではなかったはずだ。


「日本を恨んではいないのですか?」というあいのりメンバーの質問に、李さんは
「ぜんぜん恨んでなんかいない。日本のおかげで豊かな暮らしができた」と答える。
「自分を何人だと思いますか? 台湾人ですか?日本人ですか?それとも中国人ですか?」
という質問に対し、李さんは「台湾人ですが心の中では今でも日本人だと思っています。
中国人だとはけっして思いません」と答える。李さんは「日本のお正月をお祝いし、日本の
国旗も立てました。日本精神、わかりますか? あなたたちも日本精神を大事にしてください。
そしてこれからの日本と台湾の架け橋になってください」と語るのだった。


こういった声にもっと耳を傾けるべきではないだろうか。
現在の日本政府も、あまりにも中共に媚びすぎている。
50年間同じ釜の飯を食った同胞として、また、現在も自由と民主主義という同じ価値観を
共有する仲間として、台湾との友好関係をもっと大切にするように声を大にして叫びたい。

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2007年8月12日 (日)

中村天平

今日の「題名のない音楽会」はピアノ特集。
中でも、中村天平というピアニスト・コンポーザーの演奏がすごかった。
曲もめちゃくちゃかっこよかったし、力強くてまるで打楽器のような
パーカッシブな演奏。次に演奏したデ・フレールがかすんで見えた(笑)。
中村天平、覚えとこうっと。

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2007年8月11日 (土)

練習日記

夏の日中はさすがに暑すぎて野外練習に出ようという
気にはならない。夕方になってから久しぶりに河川敷へ。
しかし、お盆休みということで道路が渋滞し、現地まで
かなり時間がかかってしまった。

今までのレパートリーのほかに、ビッグバンドの2番
テナーのパートを吹いてみる。へ~2番テナーはこんな
難しいことをやってるんだ、と感心。

練習は1時間もできなかったが、楽器はとてもよく鳴っている。

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2007年8月 7日 (火)

思ひ出3

夏本番。
クマゼミの声で目を覚ます毎日。
家では窓を全開にすると、山からの涼しい風が入ってくる。
今年は例年よりも暑さがましなようで、エアコン無しで過ごせそうだ。

この季節になると思い出す。
小学校高学年の頃、F木塾というところへ通っていた。
F木塾は地元では厳しくて難しいということで結構有名だった。
F木塾は古い民家の2階にあった。
時間がくると、児童は靴を脱いで狭い階段を上がっていくのだった。

あの時代だから、コピーなんかではなく、青焼きを使っていて、
灘やラ・サールなどの有名中学の難しい過去問がずらっと並んでいた。
児童は最初の数十分でそれを解き、提出し、先生が採点、その後で解説を聞く
という形式だった。
暑い夏、児童は体にも、頭にも、汗をかきながら難しい問題を解くのだ。

もうおじいちゃんといっていいぐらいの歳の先生が、夏はシャツにステテコという
姿で汗をかきながら解説する。部屋には首振りの扇風機が回っていた。
いかにも頑固で偏屈そうな爺さんの先生で、冗談一つ言わず全然面白くない
授業だった。それでも、(たぶん)T大卒(らしい)という経歴と、
過去に優秀な生徒を輩出した(優秀な生徒が通っていた)という実績のため、
父兄の間では口コミでとても評判が良く、教育熱心な親はF木塾に通わせたいと思うのだった。

もう30年近くも昔の話だから、あの先生はすでに他界されているだろうか。
私が中学校に上がった後に、名大卒の息子さんが跡を継いでいると聞いたけれども、
いまでも繁盛しているのだろうか。塾業界もとても競争が激しくなった。

暑い夏、セミの声、青い空、白い雲。そして首振り扇風機。
汗をかいてわけも分からぬまま難問と格闘していたあの頃を思い出したのだった。

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2007年8月 1日 (水)

阿久悠さんが死去

作詞家の阿久悠さんが死去したという。
腎臓ガン尿管癌で闘病中だったとのこと。
日本の良識が、また一人逝ったことに、悲しみを覚えずにはいられない。

阿久さんは、沢田研二やピンクレディーなど、われわれ昭和世代の
人間にはとても馴染みの深い歌謡曲の歌詞をたくさん書いた。
歌詞の中にストーリーがあり、情景が目に浮かぶような歌詞だった。

最近では産経新聞に、「阿久悠 書く言う」というコラムを執筆し、
壊れゆく現代日本の姿を嘆いていた。

阿久悠さんは汚濁にまみれたこの世を卒業し、浄土に還られたのだと思う。
そう思わずにはいられない。
心より哀悼の意を表します。
合掌。

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