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2007年8月24日 (金)

「作曲家 平野一郎の世界」 西宮演奏会

昨日、「弦楽とピアノによる作品展 作曲家 平野一郎の世界
~神話・伝説・祭礼・・・音の原風景を巡る旅~」という演奏会を
聴きに行った。

高速を飛ばして帰省から帰ってきたばかりだったので、その疲れで
居眠りでもしてしまうんじゃないかと内心心配していたが、その心配も
全く無用だった。

とにかく、演奏家の集中力がすばらしい。
作曲者の意図を忠実に表現しようとする意気込みというのか魂というのか、
そういうものがビンビン伝わってきた。まさに、目を見張るような、集中した
演奏だった。

中でも、無伴奏チェロの「夢祀」はこれまで二度ほど聴いていたが、
迫力ある演奏に圧倒された。まさに二つの魂魄が叫び、唸り、せめぎ合う
様子が目の前で展開されているようだった。
演奏者の腕前もさることながら、平野氏の曲というのは聴けば聴くほどに
理解が深まってゆく曲のようだ。

他の曲も、伝承や祭礼をモチーフにした曲が、
まるで絵巻物を見るように展開されていくのだった。

西洋古典音楽の真似ではない。無機的な現代音楽でもない。
さまざまな現代的な演奏技法を駆使しながらも、そこから紡ぎ出される
音の世界は明らかに我が郷土に古くから伝わる伝承や神話世界なのであった。

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