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2008年1月19日 (土)

NHK『新型インフルエンザの恐怖』

NHKスペシャル第2夜『新型インフルエンザの恐怖』を見て、
ますます暗澹たる気持ちになった。インドネシアでは
人→人への感染が見られ、多数の死者が出ており、
感染爆発は時間の問題ということだった。
そこへきて、中国の南京でも人→人の感染が確認されたという。

日本に上陸したらまさに非常事態になるだろうということだった。
このような形で危機が訪れようとは一体誰が予想しただろう?
日本にとっての危機は、北のミサイルだけではなかったのだ。
NHKが正面切ってこの問題を取り上げたというのも、
事態はそうとう深刻なところまで迫っているからなのだろう。
日本に上陸すれば64万人の死者が出るであろうという予測に
正直恐怖を感じる。

だが私は思った。
人々がテロに恐怖を感じているとき、池田晶子氏は
「テロでなくとも人は死ぬ」と喝破した。それに倣えば、
「ウイルスでなくても人は死ぬ」。

ならば、この瞬間瞬間を大切に生きよう、と。

人は、どういうわけか、明日も自分は生きている、と、何の根拠もなく
思い込んでいる。けれどもそれは何の保証もない。災害に遭うかもしれないし、
事故に遭わない保証はない。だから、生きている今の一瞬一瞬が大切なのだと。

明日死ぬかもしれないと思ったら、日常はどんな風に見えてくるだろうか。
家族と共に過ごす夕餉のひとときが、とてつもなくかけがえのない貴重なものに
思えてくるのではないだろうか。

本当に感染爆発が起こるかどうか、わからない。
しかしそれは、死について=生について考える一つのきっかけを与えてくれた
のではないだろうか。

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