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2015年8月12日 (水)

日航機墜落事故から30年

今年でもう30年になるのか。
暑い夏だった。
あの日、私は大学から実家に帰省していた。
当時、好きな女の子がいて、その子に家の近くの電話ボックスから、汗だくになりながら電話をしていた。
その後、墜落事故のニュースを知った。
自分の知り合いなどに被害者はいなかったが、テレビなども大騒ぎで、大変な事故が起こったんだなと思った。
歌手の坂本九さんが乗っていたということも、衝撃の大きさに拍車をかけた。

こんなにたくさんの人が亡くなっているのに、自分は色恋にかまけて好きな女の子なんかに電話なんかしたりして……と、自分を責める気持ちが強くなった。多感な年ごろだから、何か自分がけがらわしいものでもあるかのような気持ちになった。そこまで考えなくても……と思うのだが、世の中のすべてを自分に引き付けて考えてしまう悪い癖なのかもしれない。

あの事故については当時謎も多く、その後「実は自衛隊機が撃墜した。それを政府が隠蔽している」とか「米軍機が絡んでいる。それを政府が隠蔽している」などという無責任な陰謀論が横行した。

現在では、昭和53年に起こった尻もち事故のボーイング社による修理がかなりずさんで、その結果機体後部にある圧力隔壁が吹き飛んだのが原因だということが明らかになっている。

あの陰謀論は何だったのだろう。最初から日本政府や日米安保を攻撃するのが目的だったのだろうか。
だから、ああいうのは眉に唾つけないといけない。

アメリカ人というのは相当大雑把な人たちで、昔はアメ車のドアの隙間からハンバーガーが出てきたというような笑えない話もあるぐらいだ。

最近の新聞にはボーイングの修理担当者をどうしても起訴に持って行きたかったという捜査関係者の証言も載っていた。

http://www.sankeibiz.jp/express/news/150811/exc1508110800001-n1.htm

日本と米国の当時の力関係を如実に表しているのだろうが、あれだけの大惨事を引き起こした人が誰一人として責任を問われることなく、のうのうと生活していることに、憤りを覚える。

この、修理のミスが原因だという真相も、ごく最近になって出てきたことではないか。少なくとも私はこの記事で初めて知った。

9時からのNHKニュースでも、事故機を操縦したことのある元パイロットが何人か、機体の異常を感じたことを証言しておられた。

真実を広く明らかにする必要があるのではないだろうか。
それが、ご遺族の心を少しでも慰めることにつながるような気がするし、無責任で無用な陰謀論を払拭することにつながるだろう。
また、同じ過ちを繰り返さないためにも、である。

合掌。

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