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2015年9月29日 (火)

潮の香り(オフコース)

私は、二人組のオフコースが好きだった。
小田さんとやっさん(鈴木康博)と、どちらかと言えば小田さんのファンだった。
それでも、今振り返ってみれば、鈴木さんあってのオフコースだったのだと思う。
「せつない」系の楽曲を得意とする小田さんに対して、鈴木さんは洋楽テイストの強い楽曲が多く、循環コードなど、ジャズ的なコードワークが得意だったように思う。

松尾一彦氏が最近インタビューで語ったように、やはり鈴木さんが抜けた穴は大きかったし、楽器演奏の技術や楽曲制作などにおいて、その穴は埋められなかったのだと思う。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/151023

アルバム「JUNKTION」は、そんな鈴木さんの魅力を存分に堪能できるのだが、「潮の香り」も「JUNKTION」に収録された曲のひとつ。

私が中学1年生の夏、この曲をヘビーローテーションで聴いていた。

今になって、コード進行を見てみて、よくこんな難しい曲を書いたなあと思う。

Aメロがkey:Aで始まり、A'が半音上に平行移動してkey:A#になっている。

何気なく聴いていると、AメロとA'とが同じkeyのように思えるのだが、実はさにあらず、しかもAメロとA'メロとの接続がとてもスムーズで全く違和感がない。見事としか言いようがない。

それだけでなく、聴いていると本当に夜の海岸沿いをドライブしているような気持ちになる。

実に、完成された楽曲だと思う。

オフコースと言えば小田さんばかりが注目されがちだが、鈴木さんの曲にも名曲はたくさんあるのだ。

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