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2016年7月24日 (日)

テレビ朝日系 「ミグ25ソ連脱出」

今日は妻と子供が実家に里帰りしているので、一人のんびり過ごしている。

夜のテレ朝系の番組は面白かった。
アラスカの航空機が空中でプロペラが外れ、九死に一生を得た話も見ごたえがあったが、ソ連のミグ25戦闘機が日本に亡命したという話も見ごたえがあった。

事件当時私はまだ小学校中学年で、それでもこの事件が大変な騒動になっていたのを記憶している。

この話を見て二つのことを感じた。

一つは、当時の日本が国家の体をなしていなかったということ。
この事件当時の首相が三木武夫で外相が宮澤喜一だったのだから推して知るべしか。
それでも、外務省の官僚が体を張ってベレンコ将軍を守ったということがよくわかった。
外務省と言えばネットでは害務省とも揶揄され、日本の国益よりも省益のことしか考えない官庁と言われたりしているが、少なくともこの番組を見る限り、当時の外務省の担当官はよく頑張ったのだと思う。
ベレンコの信頼を勝ち取ることに成功したからだ。
そして、ソ連の大使館員の恫喝にひるむこともなかった。

もう一つは、ベレンコの生い立ちについてである。
両親が早くに離婚し、途中から継母にいじめられて育った。
ベレンコはそこでいじけることなく、それをばねにして自己鍛錬に励み、ソ連のエリートである空軍パイロットになった。

子供というのは、どんな劣悪な環境にあったとしても、本人の気持ち次第でそれをばねにして、また栄養として大きく成長することができるものなんだと思った。それは、持って生まれたものもあるのかもしれない。

だから、子供の環境について、あまり神経質になる必要もないのだろうかと思う。
曾野綾子さんがよく言われているように、悪から学ぶものもあるということなんだろう。
良いものと悪いものはある程度分別してやらねばならないのだろうけど、大人が先回りして、雑草を刈り取って道を舗装してやるというのは良くないことなのだ。

そんなことを考えた。

最後にもう一つ。

この番組で保守の論客でもある井上和彦さんが登場してこの事件について解説しておられたのは嬉しく、面白かった。
テレ朝と言えば、偏向報道で有名でもあり、ネットでは「テロ朝」とも呼ばれているが、このキャスティングはとても良かった。
番組によっていろいろだということなのだろう。

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