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2017年5月31日 (水)

中島敦全集を読む

中島敦全集を読んでいる。
面白い。
やはり文藝は昔のものに限ると思う。
ワープロで書くようになった現代のものは、味が薄いように感じる。
それに対して、昔のものは、一つ一つの言葉の重み、密度が違う。
原稿用紙の上で、ああでもない、こうでもない、と何度も推敲を重ねるからなのだろうか。
現代の小説は、ストーリー展開の面白さはあるのかもしれないが、なにかテレビのドラマでも見るようなものが多いような気がする。言葉そのものを楽しむものが少ないように感じるのだ。だから、「味が薄い」。
それほど有名でない作家の小さな作品であっても、昔のものは現代のものよりも、読んでいて味わいがある、というのが私の感じるところである。

さて、中島敦である。
高校時代に『山月記』などに接して、ものすごく硬派な作家なのだろうと思い込んでいた。
しかし、全集はこの作家のいろいろな作品を収録しているので面白い。
興味深かったのが、存在の神秘というか、恐怖におののく主人公の心情を書いているものがあったこと。
私も物心つき始めた頃に同じようなことを考えたことがあったなあ、などと思い出した。
中島敦という人の、とても哲学的な側面を垣間見た気がした。

それから、南方ものが面白い。
パラオが日本統治領であった頃の話である。

とても面白い。

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2017年5月29日 (月)

「苦」の原因は小我である

で、直前に書いた日記と矛盾するようであるが、今、そういう苦しみを感じている私の、その苦しみの原因は何だろうかと考える。

そうすると、それは、自分が無視されたように感じるとか、大切に扱ってもらえないとか、いたわってもらえないとか、そういう「否定感」に帰着するのである。それは、一種のプライド感であり、つまるところ、小我というものなのである。

小我に執着する気持ち、わかりやすく言えば自己愛なのだが、それが、苦しみの原因となっている。

だから、自己すなわち小我なんてなんぼのもんじゃい、と思えれば、つまり、己に執着する自分を笑い飛ばすことができるなら、その苦しみをなくすことができるのかもしれない。それは宗教的な道であろう。

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男はプライドの生き物である

男と女、夫婦の問題について考える。
男はつまるところ、プライドの生き物なのだ。
そのプライド感を大切にしてあげる女性は良妻になれるし、
その逆もしかり。

昔の日本女性はこの真実をわかっていた。
石堂淑郎氏の書いた「日本人の敵は日本人」にも、江戸時代の「おかみさん」は、
亭主の操縦術をうまく心得ていた、というようなことを書いていたと思う。
(もう散逸してしまったので確認できないが。)

女性が必要以上にその権利を声高に主張し、必要以上に強くなると
それは男性にとってのみならず、女性自身にとっても不幸である。
これは私が思っているだけではなく、同い年の女性がそう語っていた。

女性はそもそも生物学的に強い生き物なのである。
対して、男は弱い。
女性の方が精神的にも図太いのである。
だから人間(日本人)は、あらかじめ男に下駄を履かせる文化を築いてきたのだ。
それによって、世の中がうまく回ってきた。
敗戦後、そういう文化が破壊された。

男を立てる、というのは、形式的にそうすればよいというのではない。
男としてのプライド感を大事にしてやる、という、内面的なことなのである。
そういう配慮ができる女性はもはや稀少になってしまったのだろうか。

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2017年5月25日 (木)

ZARD坂井泉水没後10年

二日ほど前だったか、急にZARDが聴きたくなって、寝床の中で「forever you」を聴いた。
このアルバムを繰り返し聴いていた頃(もう22年もまえになるのか!)のことが、脳裏によみがえってきた。
あの頃見ていた情景や、感情などが。音楽とは不思議なものである。

そしたら、昨日、インターネットニュースで、「ZARDの坂井泉水が亡くなってからもうすぐ10年になる」という記事が載っていた。(wikiによれば5月27日没だそうだ。)

こういうのをシンクロニシティというのだろうか。その記事を見るまではそんなことは全く意識にはなかったのに。不思議なものだと思う。

今にして思うと、ZARDの歌は、サウンドはロックでありながら、コード進行は垢抜けていて、歌詞は生々しい恋愛を歌っていたり、そういう様々な要素の組み合わさった魅力があったのだなあと思う。

合掌。

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