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2019年4月18日 (木)

つまらなくなった現代文

国語の面白さに目覚めたのは高校のときだった。

それまで、特に本の虫というわけではなかった。

しかし、高校に入ってからの現代文の面白さが、私を現代文好きにさせた。

あの頃は、素材文も本当に読み応えがあった。

西部邁さんのウイットにあふれた大衆批判や村上陽一郎さんの知的好奇心を刺激してやまない科学史・科学哲学など。

(だからこそ私はこのお二方のいらっしゃる東大を受験しようと思ったのだ。)

あの頃の現代文は、本当に面白かった。人生や社会、学問について考えさせられた。読みながら、思わず、う~ん、その通り、などと唸らずにはいられないようなものが多かった。

それに比べて。今の現代文のつまらなさは何だろう。

全然ワクワクしない。扱うテーマも小粒になり、読みながら、そんなん、どうでもええやん、とつぶやいてしまうし、イデオロギー的に偏った人が幅をきかせているようにも思える。次の共通テストでは実学化が進み、文章を掘り下げるものよりも、平面的に、二つを比較するようなものが多く取り上げられるようになるのだろう。ほんとうにつまらん。そうやって、日本人の知が浅くなっていくのだろうか。

今は、現代文よりも古典の方がずっと面白いと思う。

それは、現代文がつまらなくなったということもあるし、私が歳を取って精神的に熟成してきたからということもあるのだろう。

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