2016年3月20日 (日)

オフコース『僕の贈りもの』

このアルバムのことを、このブログに書いていたかどうか、忘れてしまった。
まあ、いい、だぶっても。
春のこの季節になると聴きたくなるアルバムである。
若い頃は、オフコースのアルバムの中でもそれほど好きではなかった。
でも、今はとても気に入っている。
アコースティックなサウンドのアルバム。
「地球は狭くなりました」「水曜日の午後」「でももう花はいらない」など、名曲だと思う。
それ以外にも、「彼のほほえみ」はジャズのスタンダードナンバーの「Time after time」を彷彿とさせる曲だったり、「歩こう」はホーンセクションを従えたスイング調だったりと、四畳半フォーク全盛だった当時の音楽シーンの枠にはまらない、音楽性の幅の広さを感じさせる。
……と書いたが、そんなゴタクはこの際どうでもいいんだ。
なんとなく、春を感じさせる安らぎの音がここにある。
私はこのアルバムを聴くと、ほっとして、心に安らぎを感じるのだ。
それで、十分なのだ。

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2016年1月11日 (月)

CASIOPEA 『MINT JAMS』

この2年ほど、カシオペアの『MINT JAMS』がお気に入りである。

きっかけは、カシオペアがCasiopea 3rdとして再始動したこと。

ライブ会場で買ったのが、このアルバムだった。

カシオペアのアルバムの中でも名盤との誉れ高いアルバムだが、恥ずかしながらリアルタイムにはもちろん今まで聴いていなかった。

聴けば聴くほどいいアルバムだと感じる。

楽曲の良さはもちろんのことだが、ライブでこれだけ完成度の高い演奏をすることのできる技術は本当にすごいと思う。

そういう事も、もしかすると私がジャズというものを一通り学んだから判るようになったのかもしれない。

名曲であり名演である。

文句なしの一枚である。

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2015年9月29日 (火)

潮の香り(オフコース)

私は、二人組のオフコースが好きだった。
小田さんとやっさん(鈴木康博)と、どちらかと言えば小田さんのファンだった。
それでも、今振り返ってみれば、鈴木さんあってのオフコースだったのだと思う。
「せつない」系の楽曲を得意とする小田さんに対して、鈴木さんは洋楽テイストの強い楽曲が多く、循環コードなど、ジャズ的なコードワークが得意だったように思う。

松尾一彦氏が最近インタビューで語ったように、やはり鈴木さんが抜けた穴は大きかったし、楽器演奏の技術や楽曲制作などにおいて、その穴は埋められなかったのだと思う。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/151023

アルバム「JUNKTION」は、そんな鈴木さんの魅力を存分に堪能できるのだが、「潮の香り」も「JUNKTION」に収録された曲のひとつ。

私が中学1年生の夏、この曲をヘビーローテーションで聴いていた。

今になって、コード進行を見てみて、よくこんな難しい曲を書いたなあと思う。

Aメロがkey:Aで始まり、A'が半音上に平行移動してkey:A#になっている。

何気なく聴いていると、AメロとA'とが同じkeyのように思えるのだが、実はさにあらず、しかもAメロとA'メロとの接続がとてもスムーズで全く違和感がない。見事としか言いようがない。

それだけでなく、聴いていると本当に夜の海岸沿いをドライブしているような気持ちになる。

実に、完成された楽曲だと思う。

オフコースと言えば小田さんばかりが注目されがちだが、鈴木さんの曲にも名曲はたくさんあるのだ。

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2014年9月26日 (金)

名曲覚え書き:原田真二 「タイム・トラベル」(’78年)

当時小学生だった私は、FM放送からこの曲をカセットに録音して、繰り返し聴いていた。
ザ・ベストテンなどのテレビにも出演していたから、そこからも録音した。

いわゆる「歌謡曲」とは違う、垢抜けた曲調にとても惹きつけられたことを思い出す。
ストリングスが美しく、メロディアスな前半と、ビートの利いた後半のコントラストも素敵だ。
テレビでは、ピアノを弾きながら歌うスタイルがとてもかっこよかった。

スタジオバージョンではシンバルの逆回転などのSEもふんだんに使われている。
スタジオバージョンではフェイドアウトだが、ライブではエンディングでギターソロなどが入ってきて、
ロックっぽくなるところがとてもかっこよかった。

最近ではこの曲をスピッツがカバーしたとか?
とにかく、いい曲はスタンダードとしていつまでも演奏され続けるのだろう。
原田真二、当時はニューミュージックと言われていたが、J-POPの黎明期に活躍した、
日本のポップス史の歴史に残る人物だと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=PrHAaO1vtsc

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2012年7月 3日 (火)

ZARD "forever you"

久しぶりに聴きたくなって、埃をかぶっていたCDを引っ張り出して聴いた。
95年の初め頃だったろうか。
近所のCD店に行くといつもこのCDが流れていた。
自分はたぶんこの人のCDは買わないだろうとそれまで思っていたのに、はまってしまった。
それは、知人の車の中でこのCDが爆音でかかっていたのを聞いてからだろうか。

このCDを聴くと、95年の春を思い出す。
歌詞にも「四月前の電車は/学生服もまばらで」とあり、春のイメージがある。

坂井泉水が亡くなってから、もう何年が過ぎたのだろう。

よいアルバムである。

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2012年5月24日 (木)

大江千里『Pleasure』

全編、ギタリストの故・大村憲司氏のプロデュース。
ギターを中心にしたカラフルなアレンジに仕上がっている。

このアルバムを聴くと今でも、大学1~2年生のころにタイムスリップしてしまう。
自分も、このアルバムに描かれているような、普通の20代の男女の恋愛にあこがれる一人の大学生だった時期があったのだ。

大江千里の歌はけっして上手だとは言い難いが、ことこのアルバムに関する限り、楽曲とマッチして、何の違和感もない。

フュージョン的なしゃれたコード進行がふんだんに使われており(もちろん今では当たり前だが当時は斬新だった)、私がいわゆるJ-POPに目覚めたのもこのアルバムだったかもしれない。楽譜を買って、好きな曲をギターでコピーしていたことを思い出す。

どの曲もいい曲ばかり。通して聴きたいアルバムである。ちなみに前後のアルバムも聴いてみたが、このアルバムほど完成度の高いものはなかった。

思い出深い一枚。

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2011年10月13日 (木)

FOCUS "La cathedrale de Strasbourg"

ヨーロピアン・プログレの「フォーカス」というバンドを初めて聴いたのは、
たしかNHK-FMの夜11時台の番組だった。
そのときに耳にしたのが、「ストラスブルグの聖堂」と「ハンバーガー・コンチェルト」であった。

古楽器やヨーデルを駆使した、異色とも言えるフォーカスの世界に引き込まれた。
このとき、私はまだ中学生だった。

「ストラスブルグの聖堂」は、聖堂の鐘の音をモチーフに、インプロビゼーションが絡む、美しい曲。
中学生だったあの頃、繰り返し聴いたものだった。
この曲を聴くと、実家の二階の勉強部屋の窓から眺めた、余りにも高くて青い、秋の空を思い出す。

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2011年9月27日 (火)

アリス『血の絆』

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久しぶりに「名曲覚え書き」を書こう。

アリスの『血の絆』。
私的にはアリスの最高傑作だと思っている『Alice VI』のA面の最後を飾る曲だ。

世に、男女の愛憎を歌う曲は多いが、親子の情愛を歌った曲はあまり多くない。
この『血の絆』は、母と子の情愛を歌った曲である。

私は、谷村新司は、シンガーソングライターの中では随一の詩人だと思う。
人生の深いひだにまで分け入った感のある詩の世界に、とても引きつけられ、心酔した。
それが、たしか、小学6年生の頃だった。
私にとって、谷村新司の詩の世界はまさに人生論そのものであった。
今から思うと、ずいぶん老成した小学生だったと思う。

『血の絆』は、そんな谷村新司の珠玉のような名作のうちのひとつである。
著作権の関係もあるようだから、ここに全部載せるわけにはいかないが、最後のフレーズが特に泣かせる。
「そのときはこの世にいないあなたを/心のどこかで呼ばせてください」。
「そのとき」というのは、「歌えなくなって年老いて、いつか必ず町を出るであろうそのとき」ということだ。
そのときには当然、母は他界してこの世にいないはずだろうから、という文脈である。

私は小学6年生でありながら、自分にもいつかそういうときが来るのだろうか、それはいつのことなのだろうか、と、漠然と考えながら、この歌を繰り返し繰り返し、カセットで聴いていた。そのことを思えば、時の流れは実に速い。

巷には、異性を引きつけるためにイキがっているような歌があふれているが、こういう歌がもっと広く知られてもよいと思う。

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2010年6月 4日 (金)

「恋にノータッチ」エリック・カルメン

折に触れ、ふと心の中によみがえってくる名曲。
エリック・カルメンを聴いていたのは、小学校高学年~中学生の頃だったろうか?
「オールバイマイセルフ」など、心に響くメロディーが多く、
また、ロックミュージシャンにありがちなダークなイメージもなく、
とても好きだった。

大学受験に上京した時の帰りの列車の中で聴いていたのも、
この曲の入ったテープだったろうか。
だから、この曲を聴くと、その時の甘酸っぱい記憶がよみがえってくる。
大教室での受験のこと。隣で受験していた見知らぬ女の子のこと。
夜行列車の夜明けの風景など。

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2010年3月17日 (水)

『天国にいちばん近い島』(原田知世)

歳を取ったということなんだろうか。
それとも、最近の音楽がつまらないということなんだろうか。
やたらと昔の名曲が思い出される。
今日もふと、突然頭によみがえってきたのは、原田知世の『天国にいちばん近い島』だった。
ユーチューブで検索したら、たくさんあった。
今聴いても名曲だ。
林哲司の曲も良いが、改めて聴いてみて、原田知世の声の透明感がとてもこの曲に合っている
と感じた。この声質の透明感は希有のものだ。
確かにピッチは微妙だが、この声質の透明感はそれをカバーして余りあると思う。
そして、pvを見て、知世さんのあまりものかわいさに今更ながらにノックアウトされた。
そんな知世さんが、いまでも歌やCMで活躍中なのはとてもありがたいことだ。

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